田舎ちゃんの頭の中

岡山県在住25歳のOL。ド田舎で豊かに生活すること、素敵な人になることに焦点を当てて、趣味・勉強・経験・人生観などを書き連ねております。要は雑記です。

映画「蟹工船」の感想

〜見ようと思った理由〜

 

有名な文学は読みたいと思って、

以前、蟹工船の本を図書館で借りた。

しかし、やる気が起きず、

ほとんど読まずに返してしまった。

 

罪悪感が少しあったので、

映画があるのを知り、

物語を把握しようと鑑賞した。

 

映画を見た目的は、蟹工船がどんな環境だったかを

知るためでもあったので、それは果たされた。

 

〜内容〜

 

毎日、同じ作業、しかも重労働をし、

茶碗一杯の米だけの食事で、

逃げ出そうにもそこは海の上。

服は汚れ、髪もギトギトで、

怪我をした足は毎日使うため、なかなか治らない。

 

厳しい雇い主に酷使され、

とても劣悪な環境で、人権が見失われていた。

 

そこで働く人たちはいい仕事がなく、

渡り歩いている人々のため、

貧乏で、学はないのだろう。

 

きつい労働はその人たちに周り、

低賃金でコキを使われる。

現代ではどの職業にあたるだろうか。

 

 

〜映画としての感想〜

 

ひどい労働環境の中で、

閉ざされた空間のため、

陰鬱としすぎないよう、

夢のシーンや回想シーンがあった。

そのため、コントラストが強い印象。

 

みんなで笑ったり、

一人一人喋ったり、

台本が見えそうな舞台のような映画だった。

 

一見シリアスでありそうながらも、

リアルさにかけるものを感じて、

少し違和感は残った。

 

西島秀俊さんが厳しい人の役をしていたが、

上品さが溢れ出てしまっている印象があった。